BOOT BUM 1.1

MY WAY MY LOVE / BOOT BUM 1.1 (2003)
2003年に発売された自主制作盤としては3作目にして最後の作品。僕はこれだけ買うタイミングを逃して聞けてなかったのですが、この度めでたく手に入れることができました。感激っ!!
マイウェイの歴史的には、この後の「Hypnotic suggestion:01(2004,2005)」で世界展開する直前、日本での活動が煮詰まりに煮詰まってた時期の作品。わくわくしながらCDトレイへ。
イントロダクションを枕に1:ovo!!!。2007年現在もオーラスの位置を譲らない貴重な曲のデビューはここだったんだぁ。Hypnotic suggestionにもそのまま再録されてたのね。続いて2:un!!!これもovoと同じくHypnotic suggestionそのまま再録組。これ、密かにお気に入りのストレートなロックナンバーなんだけど、最近全くライブでやらなくなり、寂しい。2004年の初USツアーの印象が強い2曲でスタートダッシュ、続いて昨年発売された欧州向けBOOT BUM再構築盤の1曲目にそのまま収録された3:stars on the surface。このアルバム時のみメンバーだった柳沢氏のサックスをフィーチャーした大胆なサンプリングが印象的。で、で、次の曲が良かった〜。4:egg。ゴチャゴチャの音符配列ノイズが延々と鳴る中、芯の通った美しいメロディーライン。美しい曲なのにアレンジはぶっ壊し系。うーん、いい裏切り具合。テンション上がる上がる。で、ついに聞けたよ日本語版5:captain。ええーーっ!!Hypnotic Suggestion版と全く曲が違う!!剥き出しにしたようなプリプロ的な音の塊と性急な感情が入り交じるサウンド構成。げげ、これはこれで圧倒されて。カッコイイ!!まだあのオリエンタルなリフさえもない完成されていない状態のこの感じが、熱いモノを運んでくる!運んできた!!!この2曲はあわせて1曲的な構成で、とてもとても感動しました。で、またシンプルな?ロックンロールに戻って6:HEAD TO HEAD。あの251ワンマンで途中やった懐かしい曲だよね。ovoの狂気をさらに加速させた長尺曲って感じ??狂う狂う!!!そして最後はこの頃のマイウェイお決まりの好き放題ノイズ2曲7:america,8:333で締め。(メロディーラインがあんまり感じられないから、そう好みではなかった。)
結果、とっても良かった。聞いて直後だからあれだけど、僕はこういう実験的で熱い感情を与えてくれるマイウェイも好き。いや、こういうマイウェイが好きだ。JOYもいい。Nothingもいいけど、独立心剥き出しの攻撃的で実験的なマイウェイがやっぱり好きなんだ。いやーテンション上がってきた。たたたよ!!!!