まおみ、最近の君はどう?

ポップとロックの融合という実態の乏しい言葉が音楽雑誌の常套文句となって久しい。ブレイク寸前のニューカマー紹介では必ずお目見えするなんとも気持ちの悪い言葉だ。ジャンルなんて人の作った間仕切りだから、それにあえて乗る必要はないのだけれど、思わず興味を引かれてしまうのは俗人の性か。ビートルズ以来続けられるロックとポップの追いかけっこ、ロックンロールの衝動性革新性とポップスの大衆性は相容れないと思われるからこそまやかしの桃源郷を目指す人間の愚かさ。桃源郷に魅せられて、ロック風ポップス、ポップス風ロックンロールという甘い着地点でお茶を濁しつぶれて言ったバンドたちは星の数あれど、そもそもぶっ潰して開く革新性と緻密に練り上げてこじ開ける大衆性が相容れるはずもなく、「本物」の出現までその航路はまだまだ果てしなく続くだろう。そもそも相反する者同士を融合なんてあまっちょろい言葉で考えでひとつにまとめようとすること自体が間違いだ。「J-POPテロリスト」はまだ未完成だが、これは「本物」への航路を辿っている数少ない船だと僕は確信する。そしてデカイ音で目の前にいる敵をなぎ倒して闘い続ける彼等も、その航路の途上者だ。ロックを極める事が狂気、ポップスを生み出すことがまた狂気、狂った者同士がぶつかり合うときの狂気の熱量は半端じゃない。テロリストと彼等はその狂気と真正面から闘うことが許される求道者だ。全力でぶっ潰してなぎ倒すその裏で響く優しく儚いメロディー、如何なる年代の日本人をも巻き込むメロディーの普遍性をあえて自己否定する環境の中におき逆説的に磨き上げ見極めるテロリスト。まだ戦いは始まったばかりで、僕はこの時代に生まれた事に感謝する。
よくわかんないや。ま、カッコイイのがロックなんだよ!モーモールルギャバンはJ-POPなのにカッコイイんだよ!!!マイウェイはポップスが密かに息づいてんのにカッコよすぎるんだよ!!!以上!!!


奥さん、Myspaceのマキシマム、仕事が早いっすよ!!動画が!!!
http://www.myspace.com/maximumvolume09