圧倒

新作、昨日購入。一度車ん中で1周。今日出勤途中に1周。詳しい感想は後日全曲レビューでもするとして。前作「JOY」が妖艶なエロティシズムが内包するメロディックノイズアルバムという位置づけをするならば、今作「a HOLY LAND INVADER」は、土着的ライブ感が全体を貫くメタルパンクノイズアルバム(なんのこっちゃ)。とにかく音が厚い厚い。重い重い。村田氏の声(今作は特に鋭い印象)さえも影を潜めるギターノイズ&ベースの割れんばかりの音の厚さ。それは3曲目で頂点に達する。今回、この3曲目が肝。これ、ヤバイっすよ。暗くて、重くて、切れてて、頭おかしくなりそうな混沌とした曲。なのに誰しもがKOされるほどポピュラリティーを持ったかっこよさ。「Black Butterfly」と「Sound of Gold」が化学反応を起こして「PARTIES」って感じ(自分で何言ってるかわかりません)。7分間の渾身の一撃的な曲。まさに圧倒されるとはこのことかと。もうこれ聞いただけでも頭おかしくなりすぎて笑いが出そう。これ、ライブで聴いたらぶっ倒れるんじゃないでしょうか・・・。曲もバラエティに富んでいて、実験的な曲や新展開の曲を織り交ぜつつ、名曲「my life」で静かに〆る問題作。うん。これ、いい。誰かが言ってたけど、MY WAY MY LOVEのアルバムでまず何を薦めるかと問われれば、迷わずお勧めするアルバムが、ついに出てきた感じがしますよ。もっと聞き込もう。もっと酔いたい。